長尾台診療所Web相談室

痛風のリスクを高める食生活

「風に吹かれただけで痛い」といわれる痛風を発症すると、あまりの激痛に歩くことさえできなくなります。骨折よりも痛いと表現される痛風の症状と、リスクを高める食生活についてご紹介いたします。

痛風とはどんな病気か

痛風とは体内に尿酸が溜まって結晶になったものが、関節などに激しい痛みを起こすものです。悪化すると関節炎を伴う症状を繰り返し、腎臓に関わる重大な病気も発症しやすくなります。痛風の発作は就寝時の深夜に起こることも多く、激痛は1週間から10日ほどをピークに自然に治まっていきます。痛風は血液中の尿酸濃度が高い男性に多い病気といわれています。

尿酸とは

尿酸は尿を生成する腎臓によってろ過されたもので、細胞の新陳代謝で出される老廃物を指します。
私たちの身体を構成する60兆個ほどの細胞には、遺伝子情報を担うRNAやDNAの中核となる核酸があり、核酸を構成する物質の1つにプリン体があります。このプリン体が分解される過程で、これ以上分解できない物質である最終代謝産物「尿酸」が作られるのです。尿酸値が異常に上昇すると痛風を患うため、プリン体を多く摂取する食生活を見直す必要があります。

痛風に良くない食生活

ビール、お酒など、過度のアルコール摂取を控えることが大切です。また、お酒と一緒に食べる干し椎茸やニボシ、カツオブシや昆布などの乾物類、イサキ白子やアンコウ肝の酒蒸しなど酒の肴、甲殻類、肉類のレバーにはプリン体が多く含まれています。

このような高カロリーの食物やアルコールなどの暴飲暴食を控え、水分を十分にとる食生活は痛風の予防になります。さらに軽い運動習慣やストレスの緩和も尿酸値の上昇を抑え、肥満解消にも繋がるのでおすすめです。

京都府八幡市に近い長尾台診療所は、主に内科小児科の診療を行っています。痛風に関するお悩みにも対応し、夜間診療休日診療を行い、待ち時間の少ない診療をモットーにしていますので、迅速で的確な受診が可能です。胃カメラ大腸カメラも完備しており、胃がんや胃潰瘍などの病気の早期発見に繋がります。京都府八幡市で痛風などの内科に関わる病気にお困りでしたら、長尾台診療所にご相談ください。

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