主なサービス内容

朝ご自宅までお迎えに参ります

ご自宅へのお迎えはご家族様の利便性を考えて、だいたい朝決まった時間にご自宅に到着するようにしています。朝一番ですから、お迎えの時には、つとめて元気な「おはようございます!」のごあいさつを心がけています。ご利用者様に、一日分の元気を与えられるごあいさつができるように努めています。
車の乗り口が高い場合は踏み台を置いて段差を解消するように、ちょっとした気配りをしています。車いすをご利用される方には、車いす対応のお車を配車します。

季節の彩り豊かなお食事

誤嚥予防のため、お食事の前に15分ほど、みんなで嚥下体操や朗読をして、あごの筋肉を使うことによって食べ物を飲み込みやすくします。朗読は「坊っちゃん」などの有名な小説の一節などを、季節に合わせて、選択しています。
そしていよいよお食事の時間は、職員もご利用者様も同じテーブルでそろって、みんなでいっせいに「いただきます!」をするのが、長尾台診療所 デイケアセンターの名物。それぞれがバラバラに食べ始めるということはありません。それによって当センター全体が、「団らん」になっているわけです。まるでご家族様や気の合う仲間たちと、和気あいあいとランチをしているかのような雰囲気の中、リラックスしてお食事を楽しむのが伝統になっています。
お食事は、院長の方針で、診療所の畑でとれた野菜やハーブ・果物等をも丁寧に調理してお出ししているため、皿数が多くなっています。プラスチック製の食器ではなく、瀬戸物の器に盛り付けているため、見た目もおいしそうですしその季節ごとに栄養のあるものを、品数もボリュームも多めにして、おいしくご提供しています。値段は一食当たり550円と、とても安価に設定させていただいております。
ご利用者様からは、「かなりおいしい」とお誉めいただきますが、皿数が少しでも少ない日は皆さまからご指摘いただくこともございます。お食事は、ご利用者様が一番楽しみにしておられる事の一つですので、皆様のご期待に応えられる様、今後も努力を続けて参ります。

リハビリ効果を高めるレクリエーション

的当てゲーム、ベンチサッカー、玉入れ、輪投げ、ボール回し、風船バレー、缶積み、文字当てゲーム、しりとり、かるた、ドミノ、ジグソーパズル、ちょっと大きめに作った百人一首など、レクリエーションはリハビリ効果を考えながら、「身体を使う」ものと「頭を使う」ものをバランスよく取り混ぜて行っております。
とくに評判がいいのが、350ミリリットルのビールの空き缶を積んでいく缶積みで、高く積み上がるときは16個くらい積める日もございます。みなさんハラハラしながら燃え上がって、参加されています。倒した人には罰ゲームありです。
レクリエーションは、集団リハビリと位置付けられます。身体を動かすだけでなく、他の人とコミュニケーションをとることが大切なのです。他のご利用者様がやっておられる姿を見て刺激を受け、「あんなことをしてみたい、出来るようになりたい」と思うことによって、ご本人の持っておられる本来の機能以上の能力を発揮することができるようになります。集団リハビリはまた仲間意識も出来やすく、自然な会話が生まれてきますので、だんだんと活気が生まれ脳も活性化されてきます。
そうすると認知症のご利用者様でもだんだん笑顔が出てきて、次に言葉が徐々に話せるようになり、「今日は何曜日」ということも分かるまで回復されるケースもあります。身体機能の改善についても同様です。ですから集団リハビリ効果のあるレクリエーションはとても大切なイベントなのです。

バラエティに富んだお楽しみ会・おやつ作り

月に一回、お誕生日の方をお祝いするお楽しみ会を行っています。
この日はボランティアの方に手品や踊り、フラダンス、オペラや歌謡、フラワーアレンジメントなどを披露していただき、特別食をみんなで味わいます。さらにデパートで売っているちょっと美味しいケーキが、院長先生から皆様へプレゼント!みなさんとても楽しみにされている大盛り上がり必至のイベントです。
また月に一回、ご利用者様と共同作業で手作りのおやつ作りを楽しむ会もあります。料理をする感覚を思い出される方もいらっしゃいますし、「こんなお菓子食べたことない!」と珍しがって楽しく召し上がられる方もいらっしゃいます。

お散歩・お買いもの・お出かけ

デイケアとは自宅で生活をされていて病気やケガ等でリハビリが必要になった方に対してリハビリを行うことで、より長く自宅での生活を続けることを目的としたサービスです。当センターに通ってこられる方の中には、脳卒中等で手足に麻痺が残り、思ったように体を動かせない方も少なくありません。その様な場合、外出して日の光に直接当たるのも億劫になりがち。お風呂やお食事等のサービスやお散歩に出かけたり体操をしたりと体を動かすことで皆さまの健康維持に「体と心の両方」からアプローチしていきま す。近隣のスーパーへのお買いもののお手伝いも、非常に喜ばれることの一つです。「室内でじっとしているよりも、外に出ることで気分転換になってとてもよい」と評判です。
認知症のご利用者様もいらっしゃいますが、常時スタッフがついて転倒されないように見守りしています。徘徊される方の場合は、念のためセコムのセンサーをつけていただいております。

盛り上がるカラオケ大会

カラオケもまた、皆様が楽しみにされていることの1つです。リクエストを言っていただければ、順番に回ってきますので、皆様の前で、素敵な歌をご披露ください。明るいスタッフ達が、手拍子や拍手、掛け声でこれでもか、というくらい盛り上げてくれます。利用者様もついそれに乗せられ、歌い終わる頃には気分は石川さゆり?かも知れません。
歌はご高齢の方々にとっては人生の思い出と結びついている事が非常に多く、曲の歌詞の内容やそれに基づく会話によって脳が活性化され、物の名前や日時、季節感などが思い出されます。また、カラオケへの参加回数を重ねるうちに自然に輪が広がり、周りの方の参加も促し、周囲にもいい影響を与えます。例えば認知症の方であれば、歌詞を覚え、手拍子や足拍子をする様になり、嬉しい行動の変化がみられるようになってきます。
この様にカラオケは単なる娯楽ではなく、他人と関わり合いつつ、生きる喜びや張り合いを持つ事が出来るという、リハビリの一環としての非常に重要な役割を担っています。また歌を歌うとき、人は自然と口を大きく動かすため、口周りの筋肉を鍛えることで誤嚥防止にもつながります。

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