長尾台診療所Web相談室

赤ちゃんの発熱について

赤ちゃんは、生後半年を過ぎた頃になると発熱が多くなります。
発熱に驚いて小児科に駆け込むお母さんも多いですが、赤ちゃんの発熱について十分に理解し冷静に対応することが大切です。

発熱が多くなる訳

生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんからもらった抗体によって、細菌やウイルスなどの外敵から身を守っています。
そのおかげで生後間もない頃は発熱することはあまりありません。しかし、半年経った頃になるとその抗体が薄れ、赤ちゃん自身が持っている免疫が働くようになります。そして、体内に入ってきた外敵と戦うようになるので、発熱が増えてくるのです。熱を出して苦しそうにしているのを見るのは辛いものですが、赤ちゃんは何度もウイルスや細菌と闘いながら、同時に免疫系を発達させています。赤ちゃんにとって発熱は成長の過程に必要なものなのです。

赤ちゃんが発熱したら

赤ちゃんが発熱したら、落ち着いて赤ちゃんの様子を見てあげましょう。咳をしていないか、母乳やミルクはちゃんと飲んでいるか、おしっこの量はいつもと違うか、嘔吐していないかなど確認しましょう。発熱した場合脱水症状になりやすいので、しっかり水分補給をしてあげましょう。
また、洋服や布団などで体温調整もしてあげます。赤ちゃんはまだ体温調整する機能が発達していないので、汗をかいて暑そうにしているなら洋服を脱がしたり布団を取ってあげ、寒そうにしていれば、布団をかぶせて暖かくしてあげます。

急いで病院へ連れて行く基準

発熱によって赤ちゃんの免疫力が上がりますが、その一方、急いで病院へ連れて行った方がいい発熱もあります。
生後3か月未満の赤ちゃんの発熱や、急に起こった高熱、強い嘔吐やひきつけ、痙攣などが見られる、意識がない、顔色が悪い、呼吸が苦しそうなどの症状が見られた場合、早めに小児科へ行き医師の診断を受けるようにしましょう。

大阪府枚方市にある当院では、日曜祝日も小児科診療をしています。赤ちゃんの症状は急変することが多く、日曜日も小児科での診療が必要になることが多々あります。当院は京田辺市や寝屋川市、京都府八幡市からも近く、枚方市内の方だけではなく枚方市外の方も多数お越し頂いております。

一覧に戻る

お問い合わせ