長尾台診療所Web相談室

胃がんの基礎知識

日本人の三大死因である「がん」の中でも、患者数が多いのが「胃がん」です。
早めの対処をするためにも、胃がんについて正しい知識を持っておくことをおすすめします。

胃がんになりやすい人の特徴

40歳以上の方

胃がんは、特に50歳以上の患者様が多い病気です。その理由としては、日本の水道設備が整う前の時代を経験したことによる、ピロリ菌保有者が多いことが挙げられます。ピロリ菌を保有している全ての方が胃がんになるわけではありませんが、胃がん患者の胃粘膜には高い確率でピロリ菌が発見されていることから、リスクが高いといわれています。そのため、40歳以上の方は意識的に検診を受けるよう心掛けてください。

乱れた生活習慣を送っている人

食生活の乱れは、胃がんの主な要因として挙げられます。特に、塩分の摂りすぎや野菜・果物不足の人は注意が必要です。
また、毎日のように飲酒やタバコをしている人も、胃がんになるリスクが高まります。

家系に胃がん既住歴がある人

他のがんと同様に、胃がんも遺伝的要因により引き起こされる可能性があります。
もちろん、家系に胃がん患者様がいるからといって必ずしも胃がんになるわけではありません。

胃がんは自覚症状が少ない

胃がんは、初期の段階で自覚症状が現れることが少ない病気です。症状があったとしても、胃痛がする、胃に不快感や違和感がある、食欲が落ちる、胸やけがあるなどの軽度な症状です。他の胃腸の病気にも起こる症状ですので、胃がんを疑う方は少ないです。
そのため、早期発見で胃がんに対処していくためには定期的な検診が重要になります。日本の検査技術は世界でもトップレベルですので、胃カメラによる検査を受けることで高い確率で胃がんを早期発見出来ます。

早期発見のために胃がん検診を受けよう

先述した通り、胃がんを早めに発見して治療を行うためには胃カメラ検診が非常に重要です。
大阪府枚方市にある当院では、うどんの太さと同じくらいの最新の極細胃カメラを導入しておりますので、咽頭反射はほとんど起こりません。

また、鎮痛剤を用いることで患者様が眠っている間に終わる、無痛の胃カメラ検診も行えるので、あっという間に検査が終了します。
枚方市にお住まいの方はもちろん、その近隣地域の交野市・寝屋川市・京田辺市・京都府八幡市からの患者様も多くいらっしゃいますので、ぜひ早期発見・早期治療のために検診を受けに来てみてください。

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