長尾台診療所Web相談室

大腸カメラの検査を受ける時の事前準備

便秘、下痢、血便、慢性的な腹痛などの症状がありましたら、大腸がんを発症している可能性があります。
大腸がんを早めに発見するためには、大腸カメラの検査が重要です。

大腸カメラの検査は事前準備が大切

がんやその原因となるポリープを見つけるためには、大腸の中にある食べカスや腸液を取り除いておく必要があります。
まっさらでキレイな状態にしていないと、検査は行えません。そのためにも、食事制限を行い、下剤を飲んで頂きます。
しかし、人によってはなかなか便が透明にならずに何度も下剤を飲み、排便を繰り返さなければならない場合もあります。
これが非常に辛いのです。身体に負担を掛けず、スムーズに大腸カメラ検査を行いたいという方は、以下の工夫をお試しください。

食事制限を2日前から行う

前日の食事制限は必ず行う必要がありますが、盲点となりやすいのが2日前の食事です。
スムーズに腸内をキレイな状態にするためにも、2日前から消化に良い食材を摂取することをおすすめします。

消化に良い食材

お粥、うどん、柔らかいご飯、食パン、じゃが芋、里芋、キャベツ、玉ねぎ、人参、カボチャ、大根、ほうれん草、
卵、豆腐、乳製品、バナナ、リンゴなど

※注意点※

うどんや豆腐などに薬味は入れないでください。また、食パンもジャムをつけずにそのまま召し上がってください。

下剤は時間をかけて飲む

当日の朝は、腸を空っぽの状態にしないといけませんので、下剤を飲んで排便をして頂きます。下剤を飲む時には一気に飲むのではなく、時間をかけてゆっくりと飲んでいきます。病院へ出発する、約3~4時間前から飲み始めてください。早めに起床してゆっくりと身体の状態を見ながら飲んでいき、きちんと食事制限が出来ていればスムーズに腸内がキレイな状態になるはずです。

時間に焦りを感じながら下剤を飲んで排便を繰り返していると、排便時の処理が雑になってしまい痔の症状を引き起こしてしまう可能性もありますので、時間には余裕を持って腸内を整えましょう。このようなポイントを押さえておくと、大腸カメラの検査をする際の身体的・精神的な負担を軽減出来ると思います。

大阪府枚方市に診療所を構えている当院では、最新機器と設備を導入しております。また、患者様が眠っている間に胃・大腸カメラで検査を行う「無痛検査」も行っております。早期発見・早期治療が何よりも大切なポイントです。大腸がんを進行させないためにも、まずは一度検査を受けにお越しください。

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