長尾台診療所Web相談室

胃がんに対して関心を持つために

日本における胃がん死亡・罹患者数は減少傾向にあるものの、まだまだ十分とは言えません。一定の年齢に達しましたら、症状がなくても胃に関する検査をおすすめします。早期発見をすることができれば、その分治療の負担を減らすこともでき、前向きな対処ができますので、胃がんについての知識を深めていただきたいと思います。

胃がんは適切に対処すれば恐くない

八幡市において、胃がん対策のために内科で検査を受けようとする方は少なくないでしょう。

検査の精度や医療機器の技術は絶え間なく進んでおり、健康診断に上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を組み合わせることで、胃内部の異変も早期に見つけやすくなりました。がん化する前に発見ができれば、完治する可能性は非常に高まります。治療の負担も軽減できますので、適切に早期発見ができれば、胃がんは決して恐い病気ではないと言えるでしょう。

がんによる詳細なデータは、生涯で2人に1人ががんにかかり、4人に1人ががんで死亡すると、国立がんセンターが出しています。どのような人でも、胃がんになり得るということを忘れてはいけません。予防に対する意識をしっかり持ちましょう。

胃がんへの治療も負担が少なくなってきている

早期発見ができると、治療の選択肢は広がります。これは「早期発見ができなければ打つ手なし」というわけではありません。早期発見にいたらなくても、適正な検査と適切な診断で、生存率の向上が見込めるケースも多々あります。

近年では、腹腔鏡による手術が多くなってきており、できるだけ身体的負担が大きくならないようにと配慮されています。そのため、発見が早ければ早いほど、治療しやすい可能性は大きくなっていくということです。

検査に前向きな姿勢でリスクを減らしていこう

胃がんに限らず、がんに対して全くリスクのない人というのは存在しません。どのような人であっても、胃がんのリスクを背負っていることになります。それゆえに、一定年齢に達しましたら、この先もはつらつとした生活を送るために、内科もしくは消化器内科における検査が大切になります。

胃がんの初期の段階では、がん特有の症状が出てくることは当然ありません。がん特有の症状が出る、臓器の機能が著しく低下する場合には、ある程度進行している可能性があります。早期発見ができなくても、異常が出てきた段階で発見することができれば、がんを放置しておくよりはずっとメリットがあります。

八幡市で内科をお探しの方、枚方市長尾台にある長尾台診療所は、土曜日の午後も診療している内科・小児科・消化器内科です。診療時間は午前8時30~12時、夜診は17時30~20時までとなります。日曜祝日も診療していますので、お体のことで相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。八幡市、京田辺市からお越しの際は、JR学研都市線、長尾駅をご利用いただくと便利です。

一覧に戻る

お問い合わせ