長尾台診療所Web相談室

人が発熱する理由と仕組みを解説!

風邪やインフルエンザに感染した際に、発生する発熱。発熱はしっかりと体を守ろうとしている結果ですので、発熱自体は決して悪いものではありません。こちらでは、発熱する理由と仕組みを解説します。

発熱は体から現れるサイン!

熱は病気であるということを知らせるサインであって、決して有害なものではありません。発熱する原因のほとんどは、体が病原体と戦い、体を守るための生体防御反応なのです。

またウィルスは、体温が低いと増殖することも多いため、発熱することで増殖を防いでいます。そのため、熱がでたからといって、すぐに熱を下げようとしてしまうことは、体が戦おうとしている状態を無理やり抑制し、逆に病原体等の脅威を大きくすることにつながります。

発熱で少しボーっとする程度であったり、軽度の発熱であれば、体を休めることを優先し、熱を下げようとしないことが大切です。ただし、熱が上がり過ぎると、その熱によって体に影響を及ぼしてしまうことになるので、上がり過ぎた熱は下げる必要があります。

発熱をする仕組みについて

発熱には、免疫が大きく関与していきます。ウィルス等の病原体が体の中に入ると、白血球等の細胞がそれを捕食していきます。ウイルスとの戦いがはじまると、免疫活性食細胞の活躍により「サイトカイン」という物質が作られます。サイトカインが血流に乗って流れていき、やがて脳に達します。

しかし、途中に血液脳関門というゲートがあるため、サイトカインはそこを通ることができません。そこで、サイトカインは情報を伝えるプロスタグランジンE2の産生を促し、それらが情報を視床下部へと伝えるために移動していきます。

情報を受け取った視床下部の体温調節中枢は、身体各部に体温を上げるように指令を送ります。これによって、病気と闘える環境を体自らが作っていくことになります。

京田辺市で内科・小児科に対応する病院をお探しの方は、長尾台診療所までお越しください。JR学研都市線、長尾駅すぐの場所にありますので、交野市や門真市、寝屋川市、京田辺市、京都府八幡市からもご来院いただけます。長尾台診療所はなるべく患者様を長時間待たせることがないように心掛けていますので、「熱が出て診察を待つのが辛い」という場合にも迅速に対応します。

また、どの診療科・健康診断を受ければ良いのかわからないというご相談にも、丁寧な説明を行います。内科・小児科は祝日を含めた休日診療に対応しています。平日の診療時間に間に合わない方、子供の急な発熱でお困りの場合など、体に不調がある場合は京田辺市から通いやすい場所にある内科・長尾台診療所までご相談ください。

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