長尾台診療所Web相談室

鼻と口では内視鏡への感じ方が大きく違う?

経鼻内視鏡と経口内視鏡は名称こそ似ていますが、実際の検査で得る体感というのは大きく異なるものです。どちらも適切な検査をしていくうえで、重要な検査機器ですので、それぞれの違いを説明いたします。

経口内視鏡は負担が大きい場合が多い

経口内視鏡による検査時は、人によって息苦しさを感じたり、嘔吐感を覚えたりすることがあります。そのため、苦手意識を持つ方は少なくないでしょう。

「経鼻内視鏡のほうが良いのでは?」と思われるかもしれませんが、経鼻内視鏡にはない機能があります。それは、検査と同時にある程度の病巣であれば、切除してしまうことができるという点です。経鼻内視鏡では基本的に切除はできませんので、この点においては経口内視鏡に大きなメリットがあると言えるでしょう。

交野市で経口内視鏡検査を希望する方、枚方市にある長尾台診療所では鎮静剤を用いた経口内視鏡検査が可能です。

経鼻内視鏡は身体的負担が少ない

経鼻内視鏡は経口内視鏡に比べて、検査時の身体的負担が少ないのが特徴です。経口内視鏡に対して苦手意識を持っている方、検査をする際の負担が大きくなってしまいそうな方に対して、なるべく負担をかけない内視鏡となります。検査を受ける方の状態によって使い分けができるため、検査への抵抗感を軽減させる効果もあると言えるでしょう。

また、経鼻内視鏡は、検査中も会話ができます。大きな病巣の切除こそできないものの、医師が必要だと判断した組織の採取は可能です。

メリット・デメリットをよく話し合う

経口内視鏡と経鼻内視鏡、どちらにもメリット・デメリットがあります。メリットよりもデメリットが大きくなってしまうような検査をすることはありませんが、人によって検査への抵抗感は変わってきます。

不安があるような場合には、医師と話し合いをして、検査についての説明をきちんと受けておきましょう。説明を受けるのと受けないのとでは、気持ちの面で負担につながってくるかもしれません。

ただ、症状や状態によっては、選択の余地がない場合も当然あり得ます。そのような場合には、鎮痛剤を用いたり腸管を膨らます際に炭酸ガスを用いたり、なるべく苦痛にならないようにする工夫を行います。

経口内視鏡と経鼻内視鏡とでは、その特徴やできる観察が異なってきます。どのような特徴を持っているのかを検査前に知ることで、検査に対する恐怖心を少なくできる場合があります。

交野市で内視鏡検査ができる内科をお探しの方、長尾台診療所は交野市や寝屋川市からも通いやすい枚方市にある内科・小児科・消化器内科です。初診予約は必要ありませんが、内視鏡検査は月曜~水曜日、金・土曜日の午前中に行いますので、お電話でご予約いただくとスムーズです。

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