医療・リハビリ・看護
長尾台診療所との連携
当デイケアセンターの隣にある長尾台診療所とは、館内の通路で連絡しています。
利用者様に血圧や体調の変化があったときに、私たちはすぐにドクターに相談することができます。どんなに気をつけていても、高齢者の方ですから、お風呂で急変したり、お食事をのどに詰められることもあります。そんな時にも、すぐに診療所にて対処していただけるので安心です。
お身体の具合の悪い利用者の方は、朝、送迎の車から降りたらすぐにスタッフがご家族様からの連絡帳を見ますから、「具合が悪いので診療所に連れて行ってください」と書かれていたら、まず診療所で診察を受けていただきます。そのあとで長尾台診療所デイケアセンターに移動していただくことになります。
これは、介護保険の仕組み上、途中で診療所に行っていただくと介護保険が適用されなくなってしまうからです。
一日楽しく当デイケアセンターで過ごしていただいて、送迎の車に乗る前に、診療所の受付の人がデイケアセンターに参りますので、そこで薬の受け渡しや医療費の清算もしていただけます。お薬を急いで、飲んでいただかなければならないような場合は先にお渡しするようにしています。病状については連絡帳でご家族様にお伝えします。
わざわざ医療機関にお連れする手間が省けるわけですから、利用者様のご家族には非常に評判がよいしくみになっております。
リハビリに関しても、ドクターと作業療法士、整体師の先生と一緒になってリハビリのプランを練りますし、例えば骨折した方がおられてもレントゲンがありますからすぐに状況を確認することができます。ドクターからも説明をしていただけますから、リハビリをする側としても痛みの状況などを確認が取れやすくて助かっています。
作業療法士の視点
リハビリの上で一番気をつけているのは、身体的なことを見るだけでなく、利用者様がどのような生活を送られていて、どんなことに困っておられるのかをしっかりまず把握することです。
そのヒントとなるのは、デイケアセンターでの過ごされ方です。どのくらい活動されているのかや、どんなふうにお風呂に入られているのか、トイレを利用されている時、介助者にどのくらいの負担がかかっているのか、食事のとり方はどうかなどを、リハビリの作業をしながら観察させていただきます。
歩き方に問題があるようであればそこをチェックしますし、座っているときの姿勢はどうか、食事の食べこぼしの量はどうかなどについても、ヘルパーさんが情報を教えてくれます。もちろんご利用者様ご自身からご相談を受けることもあります。
その人の機能のよい部分、悪い部分の情報をできるだけたくさん集めて、リハビリのプログラムを考えていきます。
そうして例えば「服の着替えが難しい」という方であれば、手の動く範囲を広げていくような訓練を、歩きにくくなっている方であればバランスが悪いのか、それとも持久力をつけるべきなのか、周りの空間を認知する能力が失われているのかを考えてリハビリを考えます。
家でずっと過ごされている方であれば、当デイケアセンターにお越しいただいて少しでも動いたり、他の人と会話する機会を設けるだけでも、機能が向上したり問題の予防になるはずです。
ご家庭でできることは、まず、今寝ている時間が多い方であれば、できるだけ座る時間を増やしてください。座る時間が長い方であれば、歩く時間を増やしてください。立つ時間が少ない方であれば脚力が弱ってしまいますから、立つ時間を長くしてください。そのようにして次のステップに上げていくことが重要です。
それと、作業療法士が常に心掛けているのは、患者様との間の距離感をできるだけ縮めていって信頼していただくということです。安心して身をまかせていただいて、その方のお悩みを打ち明けていただけるくらい親身になって接したいと思っています。この様に機能訓練を行うだけでなく、リハビリ作業をしながら心の通い合いをすることで、さらに患者様の回復は早くなると思います。
看護について
長尾台診療所デイケアセンターの看護師は、朝は利用者様が到着されると、まず血圧、体温、脈拍などのバイタルチェックと問診を行います。一人ひとりの方の今日の調子を把握して、リハビリの方などに連絡します。
また一人一人の介護度は違うのですが、転倒には常に気を配るようにしています。さらに、服薬管理を行うのも看護師の仕事です。他の医療機関でもらっている薬についてもファイルしていますから、きちんと内服出来ているかどうか管理を行っています。昼食後に服用する場合は、当デイケアセンターの看護師がいったんお預かりして、きちんと飲んでいただくようにしています。
入浴時には全身の様子や、皮膚に湿疹がないかといったチェックを行い、異常があった場合には診療所に報告したり、ご家族様にお知らせしたりするようにしています。
体調の変化によっては、作業や運動、入浴など行っていただかない方が良いこともあるので、作業療法士と連絡しながらそうした点にも気を配ります。
40人の利用者様に対して3人の看護師で対応していますが、よくご利用して頂いている方は顔色を拝見させていただいただけでも、今日の調子がわかることもあります。全員の利用者様とお話しさせていただいて、毎日の健康管理を行っております。
とにかく明るい介護スタッフ
長尾台診療所デイケアセンターの介護スタッフの特徴は、とにかく明るいことです。天性の明るさを備えた介護スタッフがそろっています。
スタッフの声も動きも活気がありますから、利用者様はつい乗せられてしまうところがあるようです。カラオケの時にはスタッフ全員で、「ここまで盛り上げるか」と思うほど踊りや掛け声で、利用者様の歌唱を盛り上げます。
スタッフは、「自分たちが楽しく仕事をすることが、利用者様にも伝わっていく」と信じています。ですから当デイケアセンターのスタッフは、「まず自分たちが楽しく、気持ちよく仕事をしたい」と考えています。
「一日一笑」が、長尾台診療所デイケアセンターのモットーです。こちらで一日一度は笑って、元気をもらってご家庭に帰っていただく、これが私たちの目標です。。

