長尾台診療所デイケアセンターの一日
朝のお迎え
毎朝のお迎えはご家族様の利便を考えて、だいたい毎朝決まった時間に到着するように注意しています。朝一番ですから、お迎えの時には、つとめて元気な「おはようございます!」のごあいさつをすることにしています。利用者様に一日分の元気を与えられるごあいさつができるように努めています。
車の乗り口が高い場合は踏み台を置いて段差を解消するように、ちょっとした気配りをしています。車いすをご利用される方には車いす対応のお車を配車します。
入浴
長尾台診療所デイケアセンターのお風呂はみんなで楽しく、会話を楽しみながら入っていただくのがモットーです。並んで順番を待って入るのではなく、利用者様ご自身が服を脱ぎたいときに入っていただけますし、自分ができることはご自分で、介助が必要なところはスタッフがお手伝いして、できる限りご家庭での入浴と変わらないような入浴を行っていただけます。
お風呂では、季節に合わせて、バラ湯やユズ湯、菖蒲湯をお楽しみいただいています。
お風呂のお湯は毎日入れ替えていますし、お湯が湯船の外に出て減ってしまうと自動的に給湯されるようになっていますから、わざと湯船の中で暴れて新しいお湯を楽しんでいらっしゃる利用者様もいらっしゃいます。それもまたリハビリになっているようです。
食事
食事前の発声訓練 食事の前に15分ほど、みんなで嚥下体操や朗読をして、あごの筋肉を使うことによって食べ物を飲み込みやすくします。朗読は「坊っちゃん」などの有名な小説の一節などを、季節に合わせて、選択しています。
そしていよいよ食事の時間は、職員も同じテーブルでそろって、みんなでいっせいに「いただきます!」をするのが、長尾台診療所デイケアセンターの名物になっています。
みんなでバラバラに食べ始めるということはありません。それによって当センター全体が、「団らん」になっているわけです。まるで家庭で家族全員で食事をしているかのようにお食事をするのが伝統になっています。
食事は院長の方針で、診療所の畑でとれた野菜やハーブ、果物を調理するため皿数が多くなっています。プラスチック製の食器でなく、瀬戸物の器に盛り付けていますから、見た目もおいしそうですしその季節ごとの栄養のあるものを、品数もボリュームも多くして、おいしくご提供しています。値段は一食当たり550円と、とても安価に設定させていただいております。
利用者様からは、「かなりおいしい」とお誉めいただきますが、皿数が少しでも少ない日は利用者様から指摘されることもあります。それだけ種類の多さを楽しみにしておられるということだと思います。
レクリエーション
的当てゲーム、ベンチサッカー、玉入れ、輪投げ、ボール回し、風船バレー、缶積み、文字当てゲーム、しりとり、かるた、ドミノ、ジグソーパズル、ちょっと大きめに作った百人一首など、レクリエーションはリハビリ効果を考えながら、「身体を使う」ものと「頭を使う」ものをバランスよく取り混ぜて行っております。
とくに評判がいいのが、350ミリリットルのビールの空き缶を積んでいく缶積みで、高く積み上がるときは16個くらい積めた日もあります。みなさんハラハラしながら燃え上がって、参加されています。倒した人には罰ゲームありです。
レクリエーションは、集団リハビリと位置付けられます。身体を動かすだけでなく、他の人とコミュニケーションをとることが大切なのです。他の利用者さまがやっておられる姿を見て刺激されて「あんなことをしてみたい」と思うことによって、ご本人の本来以上の機能を発揮することができるようになります。
また仲間意識もできてきて、自然な会話が生まれてきますから、だんだん活気が生まれてきます。
そうすると認知症の利用者様でもだんだん笑顔が出てきて、次に言葉が徐々に話せるようになり、「今日は何曜日」ということもわかるまで回復されるケースもあります。身体機能の改善についても同様です。ですから集団リハビリ効果のあるレクリエーションはとても大切なイベントなのです。
お楽しみ会・おやつ作り
月に一回、お誕生日の方を祝うお楽しみ会を行っています。
この日はボランティアの方に手品や踊り、フラダンス、オペラや歌謡、フラワーアレンジメントなどを披露していただき、特別食をみんなで味わいます。さらにデパートで売っているちょっと美味しいケーキを、院長先生のポケットマネーで買っていただいて食べています。
ケーキ代は院長先生のポケットマネーから!みなさんとても楽しみにしているイベントです。
また月に一回、利用者様と共同作業で手作りのおやつ作りを楽しむ会もあります。料理をする感覚を思い出される方もいらっしゃいますし、「こんなお菓子食べたことない!」と珍しがって楽しく食べられている方もいらっしゃいます。
散歩
近隣の散歩も、利用者のみなさまが楽しみにされています。「室内でじっとしているよりも、外に出ることで気分転換になってとてもよい」と評判です。
認知症の利用者様もいらっしゃいますが、常時スタッフがついて転倒されないように見守りしています。徘徊される方の場合は、念のためセコムのセンサーをつけていただいております。
カラオケ

カラオケもまた、利用者の皆様が楽しみにされているものの1つです。リクエストを言っていただければ、順番に回ってきますので、皆様の前で、素敵な歌をご披露ください。明るいスタッフ達が、手拍子や拍手、掛け声でこれでもか、というくらい盛り上げてくれます。利用者様もついそれに乗せられ、歌い終わる頃には気分は石川さゆり?かも知れません。。

